新築やリフォームで後悔しないために。家づくりでよくある失敗とその回避ポイント
新築住宅を建てるというのは、多くの方にとって一生に一度の大きな買い物です。「理想の住まいができた」と喜びに包まれる一方で、実際に暮らし始めてから「こうすればよかった」「もっと考えておけば…」という後悔の声が聞こえてくるのも事実です。
私たち喜多山工務店でも、お客様から「これまでの経験をもとに、次は失敗したくない」「こんな失敗を避けたい」というご相談をいただくことが増えています。
この記事では、新築やリフォームでよくある後悔の事例と、そうならないための家づくりのポイントについて詳しく解説していきます。
よくある後悔①|収納が足りない・使いづらい
完成後に多く寄せられる後悔のひとつが、「収納が少なかった」「収納場所が悪かった」という声です。図面上では十分に思えた収納も、実際の生活動線や使い勝手を考慮していないと、すぐにモノであふれてしまいます。
たとえば、玄関周りには靴以外にも傘・コート・ベビーカー・スポーツ用品などが集まります。そうした動線と収納をセットで考えておかないと、後で収納家具を買い足すことになり、お金と空間の無駄遣いにつながってしまいます。
喜多山工務店では、暮らしの動き方や家族構成、将来的な生活スタイルを丁寧にヒアリングし、適切な収納計画をご提案しています。
よくある後悔②|コンセントの数と位置
完成した後に「ここにもコンセントが欲しかった」という後悔もよくあります。設計の段階では気づかなくても、実際の暮らしの中で「充電式の掃除機の置き場所がない」「スマホを充電する場所が不便」など、使いづらさを感じることがあります。
特に最近では、スマート家電やIoT設備の増加により、想定外の場所にも電源が必要になることがあります。テレビの裏やダイニングテーブル周辺、ベッドサイド、外構用のコンセントなど、用途に合わせた配置が求められます。
コンセント計画は暮らしの快適さに直結するため、家電の使い方や生活スタイルを事前に共有していただければ、より細やかな提案が可能です。
よくある後悔③|日当たり・風通しの悪さ
住み始めてから「思っていたより暗い」「風が通らない」と感じる方も多くいらっしゃいます。設計時に日射や通風のシミュレーションをしていないと、せっかくのリビングが昼間でも暗かったり、湿気がたまりやすい間取りになってしまったりします。
津軽地方のような寒冷地では、冬場の日差しをうまく取り入れることで、室内の暖かさや光熱費にも影響が出ます。だからこそ、方角や窓の配置、庇の出幅など、細かい部分まで丁寧に設計することが大切です。
喜多山工務店では、現地の環境や隣家との関係、敷地条件をふまえたうえで、自然の力を活かす家づくりの設計を心がけています。
よくある後悔④|寒い・暑い・光熱費が高い
断熱や気密に関する後悔も根強いテーマです。特に冬の寒さが厳しい津軽地方では、断熱性能や気密性の差が、住み心地だけでなく冷暖房費にも大きく影響します。
「夏は暑く、冬は寒い」「エアコンが効きにくい」「窓の結露が気になる」といった声は、性能面を見落とした家づくりで起こりがちです。
当社では、地域の気候に合った断熱材の選定と、高気密・高断熱の施工を標準としています。また、住宅省エネ基準を満たす仕様で補助金の活用提案も行っており、光熱費を抑えた快適な住まいを実現しています。
よくある後悔⑤|間取りの動線が悪い
「キッチンから洗面所まで遠い」「洗濯物を干す動線が複雑」「子どもが帰宅してからの流れが考えられていない」といった動線のミスもよくある失敗例です。
設計段階では、空間の広さや見た目に目が行きがちですが、実際の生活でどのように移動するのか、日々の家事や習慣に合わせた動線を描くことが重要です。
喜多山工務店では、ご家族の「1日の流れ」や「家事の順番」「子どもの成長」などもふまえて、暮らしやすい間取りをご提案しています。将来的に間仕切りの増設や変更できる設計など、可変性も持たせたプランも人気です。
後悔しないための家づくりのコツ
後悔を防ぐには、以下のようなポイントを意識することが大切です。
・「いま」だけでなく「未来」まで見据えた設計にする
・家族のライフスタイルや成長をふまえてプランニングする
・日常の動作・習慣を紙に書き出してみる
・地域の状況や生活環境を理解している工務店に相談する
また、SNSやインターネットにはさまざまな情報が溢れていますが、自分たちの住む場所や暮らしに合うかどうかを判断する目も必要です。住宅展示場や完成見学会など、実際の住まいを見る機会を積極的につくるのも有効です。
喜多山工務店がお手伝いできること
私たちは、家づくりで後悔してほしくないという思いから、ヒアリングやご提案の際に、今までの実績や経験をもとに「事例」や「後悔しやすいポイント」もお伝えしています。
津軽地方という寒冷地において、快適性や使いやすさ、将来的な維持管理のしやすさなど、多角的な視点でアドバイスを行い、お客様の「建てて良かった」「暮らして良かった」という気持ちを何よりも大切にしています。
まとめ:新築で後悔しないために、今できる準備を
新築住宅やリフォームの後悔は、「もっと調べておけばよかった」「もう少し相談すればよかった」といった準備不足から起こることが少なくありません。だからこそ、家づくりの初期段階で不安や疑問をしっかり解消することが大切です。
喜多山工務店では、お客様との対話を大切にし、後悔のない家づくりを目指しています。間取りや性能、収納、動線など、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。一緒に、永く安心して暮らせる住まいをつくっていきましょう。